今は、インターネットで手軽に英語でニュースなどを読めるようになりました。ただ楽しんで読むというと難しいかもしれません。
でも好きな分野の小説が自分のレベルにあった英語で書かれていたら楽しく読めそうですよね。
ペンギンリーダーズ Level 4
今回はPenguin Readers(Pearson English Readers)Level 4の “Detective Work”を読んでいきます。
Level 4のheadwordsは1700でピアソン・ジャパンのホームページによるとTOEICだと500点が目安のようです。
多読の教材として用いる場合、自分のレベルより低いものを選ぶと挫折しにくいといわれています。なお単語数は10,933語となります。
英語学習者向けの洋書はGraded Readersなどといわれています。一般的には有名な作品を英語学習者向けにやさしい英語でリライトされたものが多いのですが、この“Detective Work”はJohn Escottの書下ろしとなります。 Escottはこの作品以外にも多くのGraded Readersを執筆しています。
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あらすじと登場人物
Paul / 主人公の男子高校生。
Anna Wain / Paulと一緒に働く5歳年上でフレンドリーで魅力的な女の子
Patrick Yardley / 地元で有名な実業家。宝石店を経営しているがうまくいっていないとの噂がある。
Derek Halliday / 案内係
Ian Maxton / 案内係
Linda Jones / 事務所で働く女の子
Cora Turner / 受付係
Roger Fox / 警備員
Mr. Balfour / 学芸員
Mrs. Eve Gilbertson / 地元の名家でネックレスの持ち主
ネタバレにならないよう第1章の人物描写からざっくりとだけ紹介しました。読んでいく上で登場人物を整理するのに少しでも参考になればと思います。
主人公は高校生のPaulです。美術館で展示していた高価なネックレスが持ち去られてしまいました。警察は、まだ15歳にもかかわらずアルバイトを始めてすぐに起きたとしてPaulに疑いをもちます。そこでPaulは単独でかなり無茶をして犯人さがしを始めていきます。
関係者たちはアリバイがなかったり、お金に困っていたり。いや、どいつもこいつも怪しい。えっ、Paulあなたも怪しいな。知られたくないPaulの過去も警察によって明らかになってしまいます。
はたして犯人を突きとめることができるのでしょうか。
読みすすめていく上でのポイント
この作品は11章にわかれています。ひとつひとつの章が短くまとめられ、それぞれにサブタイトルがついているので内容もイメージしやすいかと思います。
ただ登場人物が多いので早く読もうとしすぎて読み飛ばしてしまうと途中で内容を見失ってしまいます。ひとりひとりの行動を都度、確認しつつ読み進めていくと犯人さがしを楽しめると思います。
登場人物が多いけど、きちんと把握して読むとより楽しめます。
多読の教材として
多読というと少しでも早く、多くの教材を読むというイメージがあるかもしません。
しかしただ早く読むだけでは内容も入ってきませんし、楽しくありませんよね。読んでる時は辞書をひかない(気になる単語は印をつけて後でチェックする)、日本語に訳さずに英語のまま意味を理解するといわれる多読の基本を押さえていればいいのではないかと思います。
好きな分野の本で楽しみながらリーディング力を鍛えていきましょう。英語でミステリーが読みたいというあなたにおすすめです。
シャーロック・ホームズの短編集も人気があります
Three Adventures of Sherlock Holmesも同じレベル4になります。