英語でミステリーに挑戦！【ネタバレなし】K’s First Case Penguin Readers

多読はリーディング力をアップさせる方法のひとつとして知られています。多く読むことにより英文に慣れ、よりスムーズに早く読めるようになります。

多読教材は様々な分野の作品が出版されているので、自分の興味のある作品で楽しみながらリーディング力をあげることができます。

今回はPenguin Readers(Pearson English Readers)Level 3の“K’s First Case”を読んでいきます。

ペンギンリーダーズ　Level 3

Penguin Readers Level 3のheadwordsは1200でピアソン・ジャパンのホームページによると英検準2級以上が目安のようです。総単語数は7,824語です。

英語教師であり英語学習者向けの本を多く残した著名な作者によるオリジナルの作品です。多読教材は有名な小説をリライトした作品が多いなか、この“K’s First Case”はまさに英語学習者のために書かれた作品となります。

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登場人物とあらすじ

イギリスの大きなお屋敷で妻と暮らすSir Michael Grayは自宅で友人らと夕食をともにした後、一人で書斎に向かいました。夜9時からは仕事のため書斎ですごし、家政婦が9時半にSir Michaelにコーヒー運ぶというのが日課でした。

しかしその日はいつも通り家政婦が書斎をノックしましたが返答がありませんでした。いくらノックしようが叫ぼうが反応がないため人を呼び、ドアをこじ開けるとそこにはすでに息絶えたSir Michaelが床に倒れていました。何か鋭利なもので心臓を刺されたようです。

Sir Michaelが発見された書斎のドアと窓は内側から鍵がかけられており、凶器とみられるものも発見できませんでした。密室だった書斎でどのように犯行がおこなわれたのでしょうか？

容疑者となるのは屋敷にいあわせた5人です。現場にかけつけた探偵Kがさっそく聞き込みをおこないますが、どの人物も被害者との関係はこじれていていたようです。

どのように、誰が、そしてなぜ？Kは真相にたどりつけるのでしょうか。

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ユニークな多読教材

“K’s First Case”はほかの多読教材と比較するととにかくイラストが多く使われています。一部は漫画仕立てになっています。

また、要所要所でまとめが入り内容が理解できているかを確認できます。小説というよりも謎解きに近いかもしれません。

どのように、誰が、なぜ犯行におよんだのかをKとともに順番に解き明かしていきます。

本格的なミステリーを読むための始めの一歩

気軽に読みたいと選んだ一冊でしたが、読みやすいように工夫がこらされていました。本格的なミステリーを読む前の足がかりとして最適だと思います。

初めてLevel 3に挑戦する人にも理解しやすいと思います。また他にはないユニークな構成なのでミステリーを気軽に楽しみたい幅広いレベル人におすすめです。

Penguin Readersは全7レベルです。自分にあったレベルのなかから気になる作品があったらぜひ読んでみてください。